キュウリ果実の低温障害並びに滴定酸度,糖及びビタミンC含有量に及ぼす加温処理の影響
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概要
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1) 1℃及び5℃冷蔵のそれぞれのキュウリ果実に, 18℃, 24時間反復処理(2日おき3回)と, 36℃, 24時間処理(1℃では冷蔵前, また5℃では冷蔵3日後)とを行い, 低温障害並びに滴定酸度, 糖及びビタミンC含量の変化を調査した。2) 低温障害の抑制に関して, 1℃冷蔵においては36℃加温処理の著しい効果に対し, 18℃反復処理の効果はやや劣った。5℃冷蔵では両処理とも著しい抑制効果を示した。3) 滴定酸度, 糖含有量については, 1℃, 5℃いづれの冷蔵においても加温処理の影響は少なかった。4) 1℃及び5℃冷蔵によって, 還元型アスコルビン酸が減少し, 酸化型アスコルビン酸は増加した。ビタミンCの冷蔵による変化に対する抑制効果は, 1℃冷蔵の場合18℃反復処理では少なかったが, 36℃加温処理ではある程度認められた。5℃冷蔵においては両加温処理により, ビタミンCの変化は完全に抑制された。
- 神戸大学の論文
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