キュウリ果実の低温障害及びケト酸含有量に及ぼす温度処理の影響
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概要
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5℃冷蔵のキュウリ果実に, 18℃, 7hrの反復加温処理(冷蔵3日, 5日, 7日及び9日後の4回)と36℃, 24hr加温処理(冷蔵3日後)とを行い, ケト酸含有量の変化と低温障害との関係について検討した。低温障害抑制効果は, 18℃反復処理でもかなり認められたが, 36℃加温処理では極めて顕著なものがあった。対照区のピルビン酸は極度に増加したが, 18℃反復処理でほとんど, 更に36℃加温処理では完全に増加が抑制された。又α-ケトグルタル酸の冷蔵による蓄積も, 両加温処理により抑制された。以上の結果から, 低温障害の原因となるKrebs cycle回転の異常が, 加温処理により回避されることが推察された。
- 神戸大学の論文
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