キウリの低温障害に対する酸素および炭酸ガス濃度の影響
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概要
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1) O_2 3および21%の夫々とCO_2の0,3,9および21%を組合わせた8種類の混合気体を作り, 5℃に冷蔵したキウリに通気して, 低温障害に対する影響を調べた。2) 冷蔵後13日頃から冷蔵障害の初期徴候である露状の白濁液が, 果実表面(とくにイボの先端)に現れたが, O_2を21%から3%に制限する事により抑制され, CO_2については, 0%から9%まで濃度の上昇に従って増加し, 21%になると減少した。3) 冷蔵後17日目の果実において, O_2を21%から3%に制限した場合の外観的障害は軽減した。またCO_2の3%および9%区は極めて著しい障害を示したが, 0%区では軽く, さらに21%区では外観的障害はほとんど認められなかった。4) 発散したエタノールの量は, O_2濃度の低下によりまたCO_2濃度の上昇により増大した。
- 神戸大学の論文
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