<原著>障害者を受け入れる職場環境に関する一考察 : ある障害者の事例から【看護学】
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概要
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今回,ひとりの障害者の事例を通して,障害者が健常者の中で働くこと,その職場環境について考察した。この対象は,職場の中で身体障害があるが故に,さまざまな不安を生じた.その理由としては,中途障害者がその障害を受け入れることの難しさや障害者を受け入れる側の環境が整っていなかったことが挙げられる。人は,誰でも何らかの役割を持つことで,自己の確立を得ている。しかし,障害者が職場の中で,自らの役割を確立していくためには多大な困難を乗り越えなければならない。そのためにも,周囲のサポートは大変重要である.この事例から,障害者が仕事を持って社会の中で自立するためには,自らの役割が明確であること,障害者が疎外感を感じないようなサポート体制などの職場環境を整えることなどが必要であるという示唆を得た。
- 足利短期大学の論文
- 1997-03-15
著者
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