<原著>看護学生の食に関する問題の明確化 : 1日の食事摂取の調査から考える
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概要
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食は人間にとって生命を維持していくための栄養を摂取するばかりではなく,社会的・文化的な意義をもっている。したがって,看護教育における食に関する教育の意義は大きく,看護婦の役割は重要である。しかし,実際の学生の食生活や食に関する知識を十分に把握しなければ,教育効果もみられない。そこで,授業の一端として実施している1日の食事摂取の調査から,看護学生51名の摂取カロリーと消費カロリーを分析し,また,学生の食事内容を考察することによって,学生の食に関する問題点を明確にすることを試みた。その結果,カロリー計算については,摂取カロリーの算出はできるが,消費カロリーの算出ができなかったり,バランスのとれた食事を取ることの必要性を知りながら,偏った食生活をしているという問題点が挙げられた。したがって,そのような問題を考慮した授業展開が必要であるという示唆を得た。
- 足利短期大学の論文
- 1995-04-01
著者
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