「南極・昭和基地の広帯域地震データの利用と成果」に関する研究小集会報告

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概要

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「南極・昭和基地を中心とする広帯域地震データの利用と成果に関する研究小集会」が, 1996年1月25日に国立極地研究所にて開催され, 所内外から12名が参加した。広帯域地震観測の歴史・現状報告につづき, 昭和基地をはじめとする南極の広帯域地震データによる研究成果の発表が中心に行われた。短周期実体波形・走時解析による地殻・上部マントルの速度構造・異方性の研究, ならびに地球自由振動とPKP波等の走時解析による内-外核・最下部マントル境界の地震波速度異方性の研究が主に紹介された。最後にこれらの研究成果をふまえて, 今後のデータアーカイブ・公開の指針, および南極観測における将来計画についての検討がなされた。

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