<論文>Ge(Li)スペクトロメーターによる銀河ラインガンマ線の観測
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概要
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銀河起源のライン・ガンマ線を観測するために,1977年9月30日,エネルギー分解能の高いGe(Li)スペクトロメーターを用いて気球観測を行った.この観測により銀経50°から210°の範囲の銀河面が観測され,陽電子消滅による0.511 Mevならびに^<14>^*(1.632MeV),^<20>Ne^*(1.634MeV),^<24>Mg^*(1.369Mev),^<28>Si^*(1.779Mev)および^<56>Fe^*(0.847Mev)の核ガンマ線強度の上限値を求めることができた.これらのライン・ガンマ線強度の上限値は,10^<-3>photons cm^<-2> s^<-1> sr^<-1>のオーダーであり,この結果は,これまでに得られている上限値と一致している.
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