<論文>極光帯オーロラX線と静止衛星位置高エネルギー電子の地磁気共役性
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概要
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1975年4月9日UTにThompsonで行われた気球観測による15〜85keVのオーロラX線と,赤道面静止衛星ATS-6による28〜50 keVの電子との相関関係について調べた.magnetosphereの各モデルについて磁力線群を描き,磁力線の根元の地表上地磁気緯度λ_<mag>を,地磁気共役性の解析の新しいパラメーターとして用いた.適当なmagnetosphereのモデルを用いれば,極光帯でのオーロラX線と赤道面静止衛星ATS-6位置での高エネルギー電子の相関が良い時,地磁気共役性が成立していることが見出された.これは,赤道面での高エネルギー電子のピッチ角の大小にかかわらず成立している.プラズマ粒子による反磁性的効果についても検討された.地磁気擾乱の大きい時,最夜中子午面付近のATS-6位置(6.62R_E)で磁場の方向が赤道面に平行な方向に寄っていることは,magnetsphereのtailの磁気中性線を説明するのに都合がよい.
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