蛋白質性プロテアーゼインヒビターとトリプシンの会合平衡定数測定(B. 生活科学)
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概要
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トリプシンとインヒビターの会合平衡定数測定のための改良法を確立した。本法は3段階より成っており, 1段階は, 活性部位滴定や酵素-インヒビター滴定によるトリプシンおよびインヒビターの濃度標定, 2段階は, GreenとWork法での滴定のための遊離酵素活性の正確な測定で, ここでは, 低酵素濃度と高感度基質が用いられる。最後の段階は, マイクロ・コンピューターによるデータの非線型最小自乗分析で, これにより正確に定数を評価できうる。この方法により, ウシおよびブタ・トリプシンと粟種子トリプシンインヒビターIIとの会合平衡定数は, 25℃, pH8.0で, それぞれ3.3×10^<10>M^<-1>, 4.6×10^9M^<-1>と決定された。
- 京都府立大学の論文
- 1989-11-18
著者
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