<原著論文>3カ月及び8カ月まで飼育した子羊の発育と産肉成績
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概要
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サフォーク種雄子羊を3カ月まで,またチェビオット種とサフォーク種の雑種の雌子羊を8カ月まで飼育して屠殺し,発育と枝肉の性状等を観察した。サフォーク種の方が,飼育期間が短いにもかかわらず枝肉重量が大きかった。枝肉の前駆と後躯の比率は,サフォーク種で51対49,サフォーク種とチェビオット種の雑種では55対45であった。サフォーク種では,サフォーク種とチェビオット種の雑種に比して,前駆の中の前すねが小さく,後躯の中のロインが大きかった。ロース芯の測色値では,L*値,a*値,b*値のいずれもサフォーク種の方が雑種よりも大きかった。もも肉の赤身をソーセージにして食味テストをした結果,三点比較法で両品種の識別に有意性があった。両品種の良味に関しては,色,液汁性,総合の評価でサフォーク種の方がやや好ましいという結果であった。
- 石川県農業短期大学の論文
- 1999-12-27
著者
-
中村 誠
石川県農業短期大学畜産物利用学研究室
-
加藤 啓介
石川県農業短期大学畜産物利用学研究室
-
宇佐川 智也
石川県農業短期大学家畜管理学研究室
-
宇佐川 智也
石川県農業短期大学
-
宇佐川 智也
石川県農業短期大学付属経営農場
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