ホロホロ鳥卵の保存中における性状の変化
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概要
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ホロホロ鳥は,古代キリシャ・ローマ時代より高級な肉用家禽として知られている。近年,フランス,イタリアを中心に消費羽数が急速に伸びており,1974年にはフランスの鳥類生産の14%を,1977年には30%を占めるにいたり,イタリアでも同程度の割合といわれている。我国では慶応3年(1867)に初めて導入されたが,鶏に比べて産肉性が劣るため,あまり普及するには至らなかった。しかし,最近,生産物の量的な確保を図るより,質的な面が見直されるようになり,ホロホロ鳥か各地で飼われるようになった。一方,ホロホロ鳥の卵は自然条件下での産卵数が年間60〜80個,光線管理下で150〜220個といわれている。このように,卵の生産性は鶏に比べてかなり低いが,その味は濃厚で美味であることが知られている。さらに,ホロホロ鳥卵は卵殻が厚く,きわめて丈夫であり,常温での日持ちが良いといわれている。しかし,そのことに関する詳しい研究はみられない。そこで本研究では,保存性という観点から,30℃で保存中のホロホロ鳥卵の性状の変化を鶏卵と比較した。
- 石川県農業短期大学の論文
著者
-
泉 徳和
石川県農業短期大学・生物生産学科・家畜繁殖学
-
宇佐川 智也
石川県農業短期大学家畜管理学研究室
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宇佐川 智也
石川県農業短期大学
-
宇佐川 智也
石川県農業短期大学付属経営農場
-
高倉 吉正
石川県農業短期大学家畜飼育学研究室
-
高倉 吉正
石川県農業短期大学
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