霞ヶ浦湖水におけるアルミニウムの化学形態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Speciation of aluminum (Al), including inorganic monomeric Al (Ali, the sum of aquo, hydroxy, and inorganically complexed forms), organic monomeric Al (Alo, the organically complexed form), and colloidal mineral Al (Alc, the fine particulate form that passes through a 0.4-μm pore size membrane filter), was investigated in circumneutral (pH 7–9) eutrophic Lake Kasumigaura, Japan. The mean concentrations calculated from the result of monthly observations during the period from January to December 2003 were compared among ten stations. Ali decreased downstream from the mouth of the influent rivers (0.07–0.10 μM) to the mouth of the effluent river (0.03 μM). Alc, which also decreased downstream (from 0.11 to 0.06 μM), was the major fraction (>50%) of total dissolved Al at all stations. Alo remained around 0.02 μM at all stations. In Lake Kasumigaura, a high concentration of Si (average 0.23 mM) seems to be involved in the removal of Ali and formation of Alc. Also, a high concentration of Ca (ave. 0.43 mM) seems to be acting as a competitive cation for complexation with a high concentration of dissolved organic carbon (ave. 0.26 mM), and inhibit the formation of Alo.
- 2010-12-05
著者
-
今井 章雄
国立環境研究所・水土壌
-
小松 一弘
国立環境研究所 水土壌圏環境研究領域
-
稲葉 一穂
国立環境研究所水土壌環境部
-
今井 章雄
(独)国立環境研究所
-
高松 武次郎
国立環境研究所
-
高松 武次郎
国立環境研
-
渡邊 未来
国環研
-
今井 章雄
環境研
-
今井 章雄
(独)国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
渡邊 未来
千葉大院自然科学
-
越川 海
国立環境研究所
-
稲葉 一穂
独立行政法人国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
稲葉 一穂
国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
今井 章雄
国立環境研
-
渡邊 未来
国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
越川 金尾
国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
高松 武次郎
国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
越川 海
国立環境研究所アジア自然共生研究グループ
-
渡邊 未来
国立環境研究所
-
稲葉 一穂
国立環境研究所
-
稲葉 一穂
国立環境研
関連論文
- 天然メディエーターを利用した微生物学的ヒ素可溶化の促進
- 鉄粉による3種のクロロエチレン類の還元的脱塩素反応の速度と経路に及ぼす各種界面活性剤の影響
- 琵琶湖における水質変動 : I. マンガン、鉄、栄養塩類の底泥からの再溶出と酸化還元サイクル
- 28-A-13 定量的PCRを用いた環境中におけるMicrocystis属ラン藻類の定量的解析(モニタリング,一般講演)
- 環境中有機塩素化合物の相互作用の解析 : ラット胎仔肢芽培養法を用いて
- 国内生産量から推定した有機塩素化合物の年間環境放出量と環境媒体への分配
- 自動測定・採水システムによる渓流河川の降雨時流出調査
- 農耕地河川におけるch1-a流出負荷量の評価
- 琵琶湖湖水および流入河川水中の溶存有機物の分画
- 湖水溶存有機物の紫外部吸光度 : DOC比の特性とそれの水質管理への利用
- 重金属汚染土壌を対象とするATNL式迅速分析法
- 3-3 市街地の土壌汚染対策を目的としたATNL式重金属簡易分析法 : 迅速・低コストな酸抽出法の適用試験(3.土壌分析法)
- 湛水開始時における水田土壌浸透水中の溶存態有機物の挙動
- HPLC-PAD法を用いた糖類の高感度分析法への応用と湖水及び藻類由来溶存有機物の糖類組成
- 三次元励起蛍光スペクトル法による霞ケ浦湖水及び流域水中DOMの特性評価
- 樹木葉ワックスの役割と分析
- 湖山池における藻類増殖の制限物質について
- ヒ酸塩還元細菌と天然メディエーターを用いたヒ素の可溶化
- 23-13 スギ葉面付着エアロゾルの分析とその環境指標への応用(23.地域環境)
- 23-14 環境因子による植物葉クチクラ表層ワックスの量的・化学的変化(第2報)(23.地域環境)
- 11-54 環境因子による植物葉クチクラ表層ワックスの量的・化学的変化(11.環境保全)
- 酸性沈着による土壌化学性変化のダイナミックモデルによる予測 : 野外調査結果への適用による酸緩衝機構に関する検討
- 23-21 集水域生態系に対する酸性雨の影響評価モデルの概要(23.地域環境)
- 11 1M塩酸土壌抽出液中の微量元素のICP-AESによる分析(関東支部講演要旨)
- 鉄粉による3種のクロロエチレン類の還元的脱塩素反応の速度と経路に及ぼす各種界面活性剤の影響
- EEMSによる水中溶存有機物の特性解析
- 22-8 水生植物群落の脱窒活性を野外で測定する試み(その2) : 季節変化と脱窒部位(22.環境保全,日本土壌肥料学会 2005年度大会講演要旨集)
- 水生植物群落の脱窒活性を野外で測定する試み(22. 環境保全, 2004年度大会講演要旨集)
- 安定同位体を用いた水圏モデル生態系における物質循環機構の解明
- 霞ヶ浦の濁度上昇と底泥巻き上げ現象
- 霞ヶ浦の濁度上昇と底泥巻き上げ現象
- 霞ヶ浦, 諏訪湖における底質長期変化と栄養塩収支
- 長野県内のいくつかの湖沼水のトリハロメタン生成能
- 光分解・生物分解による水中溶存有機物の変質とその EEM への影響
- 有害藻類発生湖沼の有機物,栄養塩類,生物群集の動態解析と修復効果に関する研究 (特集 環境修復)
- 肥料分析法 (1987年版) , 農林水産省農業環境技術研究所編 , A5判 , 172pp. , 1100円 , 財団法人 日本肥糧検定協会 , 1987年
- 放射化分析で見た琵琶湖の諸元
- イオンクロマトグラフィーによる底でい抽出液中の亜ヒ酸及びヒ酸イオンの定量
- 琵琶湖堆積物における種々の元素の鉛直分布と化学的性質 : 特に,マンガン,リン,ヒ素の分布について
- 琵琶湖堆積物における種々の元素の鉛直分布と化学的性質 : 特に,マンガン,リン,ヒ素の分布について
- 環境技術ノート(No.120)長江経由の栄養塩負荷が東シナ海の海洋生態系に及ぼす影響
- 22-23 射撃場内の水土壌環境中における鉛弾の風化プロセスとその後の動態(22.環境保全,2009年度京都大会)
- 河川水中の溶存有機物分画データと流域特性の関係
- 水環境におけるフミン物質の特徴と役割
- 雲門湖水中の溶存有機物の特性
- 溶存有機物の微生物食物連鎖を経由する高次栄養段階への伝達
- 土壌分析 : 重金属
- 「環境にやさしい」抽出系の開発
- 各種界面活性剤や高分子量有機化合物の添加によるトリクロロエチレンの溶解度および浸透挙動の変化
- 24-4 火山性酸性土壌における硝化菌数と硝化活性(24.地球環境)
- 霞ヶ浦湖水におけるアルミニウムの化学形態
- 23-23 ハス田を集水域とする小河川の水質動態(23.地域環境)
- 霞ヶ浦表層水中の銅と鉄の長期モニタリング
- 1H1500 フィルターパック法を用いた NO_x と SO_x の簡易測定法の検討
- 新潟県三面川水系における渓流水質と集水域の地質および地形の関係
- 5-7 硫黄酸性土壌における微生物バイオマスの特性(5.土壌生化学)
- 1-7 水田における溶存有機物の分画と年間収支(1.物質循環・動態)
- 「池底質」標準試料の塩酸浸出液中のジメチルアルシン酸,モノメチルアルソン酸,及び無機ヒ素の定量
- ヒ酸塩還元菌とメディエーターを併用したヒ素汚染土壌浄化技術(環境・資源保全のためのメタルバイオテクノロジー)
- 広島湾における溶存有機物の動態
- 微生物を介したヒ素可溶化におけるビタミンB_2の役割
- 溶存フミン物質の藍藻Microcystis aeruginosaの増殖に及ぼす影響
- 湖沼の有機物指標
- 伊勢湾における気温・風速の長期変動傾向とそれに伴う流動・水質の変化
- 硝酸イオンの窒素・酸素安定同位体比測定のための自作による安価な自動前処理ラインの開発
- 溶存有機物の研究 : 最近の動向
- ミニカートリッジカラム法による水中の溶存有機物の捕捉と生分解性
- 湖沼における新たな問題:難分解性溶存有機物--霞ヶ浦を例として (第21回琵琶湖研究シンポジウム記録 「湖沼の溶存有機物を考える」)
- SPECIAL REPORT 特別レポート 湖沼において漸増する難分解性溶存有機物の特性と影響
- 湖沼における難分解性溶存有機物の蓄積 (特集 湖沼環境の現状と保全)
- 湖沼における新たな問題 難分解性溶存有機物
- 60 ヒ素汚染土壌におけるヒ素化合物の化学形態(関東支部講演会講演要旨)
- 新潟県三面川水系における渓流水質と集水域の地質および地形の関係
- 日本の統合的流域・沿岸域環境管理技術開発の動向
- ヒ素汚染土壌からのガス状ヒ素の発生について
- 11-17 ヒ素汚染土壌におけるアルシンの生成について(11.環境保全)
- 空から降る金属(バイオミディア)
- 長期シミュレーションによる1990年代の伊勢湾のアサリ資源量変動に関する考察
- 2-16 土壌・底泥中のフェニル砒素化合物の分析(2.土壌有機および無機成分)
- 2-25 ペーパークロマトグラフィーによる腐植酸-重金属相互作用の分析(2.土壌有機および無機成分)
- 放射化分析による海洋プランクトン・沈降粒子・堆積物試料の多元素定量 : 生物生産・沈降・堆積に伴なう親生物元素動態(平成16年度京大原子炉実験所専門研究会講演要旨,研究紹介)
- 放射化分析で見た葉面付着エアロゾルの元素組成特性とその植生影響(研究紹介-1)
- 筑波山周辺の渓流水中の硝酸イオンの酸素・窒素安定同位体比による硝酸イオンの生成・混合・消費プロセスの解析
- 「環境にやさしい」抽出系の開発(レーダー)
- 湖沼底泥中の亜ヒ酸塩酸化細菌辞に及ぼす各種抗生物質の影響
- チベット高原・プマユムツォ湖の水温躍層(20-25m)以深における一次生産の規模とその維持機構に関する検討
- 包括固定化Pseudomonas aeruginosaによるジベンゾフランの生分解
- 23-17 Effect of Additional N Inputs on Greenhouse Gas Production and N Mineralization under Three Land-use Types
- 水溶液中における含窒素環状ポリエーテルと各種希土類(III)との錯形成平衡