霞ヶ浦表層水中の銅と鉄の長期モニタリング
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In order to learn about the environmental conditions of Lake Kasumigaura, National Institute for Environmental Studies has been pursued in a limnological survey of the Lake monthly from 1977. The concentrations of copper and iron in surface water of Lake Kasumigaura were monitored at five sites from 1989. The concentrations of copper were about 0.6-1 μg L−1 for St. 1, 3, 9 and 12, whereas they were 0.8-1.4 μg L−1 for St. 7. This similarity may be due to the formation of a stable soluble complex species, and also small variations of the copper concentrations in inflowed rivers. The seasonal changes in the copper concentrations became unclear in the middle 1990s. The iron concentrations in the Lake were lower than 10 μg L−1, except those at St. 1. It seems that most of the iron is supplied from rivers, and it precipitates at the river-mouth region. The concentrations of iron at St. 1 were 50 μg L−1 before the early 1990s, whereas they became 20 μg L−1 after the late 1990s. Although the reasons for the changes in the late 1990s are very complicated, the change in the surface level of the lake water, by controlling the Hitachi River Watergate, which started in 1996, may be one of the reasons. The surface level of the lake water became 30 cm higher after control of the Watergate ; this may have moved the sedimentation-active river-mouth area to the upper side of the lake.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
- 2010-12-05
著者
-
小松 一弘
国立環境研究所 水土壌圏環境研究領域
-
今井 章雄
(独)国立環境研究所
-
今井 章雄
環境研
-
今井 章雄
(独)国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
今井 章雄
独立行政法人国立環境研究所 水環境研究領域
-
松重 一夫
独立行政法人国立環境研究所 水環境研究領域
-
稲葉 一穂
独立行政法人国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
稲葉 一穂
国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
冨岡 典子
独立行政法人国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
小松 一弘
独立行政法人国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
越川 金尾
独立行政法人国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
越川 金尾
国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
松重 一夫
独立行政法人国立環境研究所水土壌圏環境研究領域
-
小松 一弘
独立行政法人 国立環境研究所 水土壌圏環境研究領域
-
今井 章雄
独立行政法人 国立環境研究所 水土壌圏環境研究領域
関連論文
- 鉄粉による3種のクロロエチレン類の還元的脱塩素反応の速度と経路に及ぼす各種界面活性剤の影響
- 28-A-13 定量的PCRを用いた環境中におけるMicrocystis属ラン藻類の定量的解析(モニタリング,一般講演)
- 環境中有機塩素化合物の相互作用の解析 : ラット胎仔肢芽培養法を用いて
- 国内生産量から推定した有機塩素化合物の年間環境放出量と環境媒体への分配
- 自動測定・採水システムによる渓流河川の降雨時流出調査
- 農耕地河川におけるch1-a流出負荷量の評価
- 琵琶湖湖水および流入河川水中の溶存有機物の分画
- 湖水溶存有機物の紫外部吸光度 : DOC比の特性とそれの水質管理への利用
- 湛水開始時における水田土壌浸透水中の溶存態有機物の挙動
- HPLC-PAD法を用いた糖類の高感度分析法への応用と湖水及び藻類由来溶存有機物の糖類組成
- 三次元励起蛍光スペクトル法による霞ケ浦湖水及び流域水中DOMの特性評価
- 湖山池における藻類増殖の制限物質について
- 鉄粉による3種のクロロエチレン類の還元的脱塩素反応の速度と経路に及ぼす各種界面活性剤の影響
- EEMSによる水中溶存有機物の特性解析
- 霞ヶ浦の濁度上昇と底泥巻き上げ現象
- 霞ヶ浦の濁度上昇と底泥巻き上げ現象
- 霞ヶ浦, 諏訪湖における底質長期変化と栄養塩収支
- 長野県内のいくつかの湖沼水のトリハロメタン生成能
- 光分解・生物分解による水中溶存有機物の変質とその EEM への影響
- 水域の生物活性鉛直分布の測定
- 有害藻類発生湖沼の有機物,栄養塩類,生物群集の動態解析と修復効果に関する研究 (特集 環境修復)
- 河川水中の溶存有機物分画データと流域特性の関係
- 水環境におけるフミン物質の特徴と役割
- 雲門湖水中の溶存有機物の特性
- 屋外実験池を用いたラン藻類優占に及ぼす魚の影響に関する研究
- DO, pH連続測定結果をもとにした実験池の物質循環, 生物代謝特性の評価
- 「環境にやさしい」抽出系の開発
- 各種界面活性剤や高分子量有機化合物の添加によるトリクロロエチレンの溶解度および浸透挙動の変化
- 霞ヶ浦湖水におけるアルミニウムの化学形態
- 霞ヶ浦表層水中の銅と鉄の長期モニタリング
- GISを用いた流域管理 : 原単位法を用いて算定した排出負荷量の評価
- 1-7 水田における溶存有機物の分画と年間収支(1.物質循環・動態)
- Do, pHの連続測定による気液ガス交換, 光合成, 呼吸速度の推定方法について
- 衛星データと景観指標を活用した韓国の琴湖江流域における景観構造の分析
- 広島湾における溶存有機物の動態
- 溶存フミン物質の藍藻Microcystis aeruginosaの増殖に及ぼす影響
- 浅い富栄養湖の水質に及ぼす気象の影響
- 湖沼におけるDOとpHの連続モニタリング結果を用いた物質循環, 生物代謝特性の評価方法
- 湖沼の有機物指標
- 新しい湖沼環境指標 (特集/湖沼の浄化による水環境保全)
- 山林河川における流域特性と水質との関係について
- 魚の水質, 物質環境に及ぼす影響に関する実験的研究
- 硝酸イオンの窒素・酸素安定同位体比測定のための自作による安価な自動前処理ラインの開発
- 溶存有機物の研究 : 最近の動向
- ミニカートリッジカラム法による水中の溶存有機物の捕捉と生分解性
- 湖沼における新たな問題:難分解性溶存有機物--霞ヶ浦を例として (第21回琵琶湖研究シンポジウム記録 「湖沼の溶存有機物を考える」)
- SPECIAL REPORT 特別レポート 湖沼において漸増する難分解性溶存有機物の特性と影響
- 湖沼における難分解性溶存有機物の蓄積 (特集 湖沼環境の現状と保全)
- 湖沼における新たな問題 難分解性溶存有機物
- 嫌気性ろ床・トレンチ循環処理法における生活排水の有機物,N,P同時除去
- 小規模事業場における排水処理技術 (小規模事業場排水対策)
- 嫌気性条件を組み込んだ小規模合併処理浄化槽における脱窒・脱リン (小規模合併処理浄化槽)
- 筑波山周辺の渓流水中の硝酸イオンの酸素・窒素安定同位体比による硝酸イオンの生成・混合・消費プロセスの解析
- 「環境にやさしい」抽出系の開発(レーダー)