9都府県の河川における陰イオン系界面活性剤(MBAS)の分布と高濃度出現特性
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概要
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In order to grasp the nationwide river pollution by synthetic detergents and surfactants, monitoring data of MBAS (Methylene Blue Active Substances), an indicator of anionic type sharing a major part of surfactant production, were analyzed statistically at 957 river monitoring stations of nine prefectures in Japan.Average MBAS concentrations during 1985-89 indicated the log-normal distribution with 35% of low level below 0.1mg·l-1, 49% of middle level between 0.1 and 1mg·l-1 and 15% of high level above 1mg·l-1.The testings for the variation of MBAS concentration during 1980s at each monitoring station showed that the variations for about half of the stations were statistically significant in each of three prefectures, Saitama, Tokyo and Hyogo, where trends of variations were relatively similar at each concentration level.From the analysis of MBAS data in rivers of Kinki Region in 1989, the percentage of monitoring station with high concentration appearing for three months or more was estimated to be 20% and 60% in case of MBAS exceeding 1mg·l-1 and 0.1mg·l-1, respectively. In the estimation by average BOD, these percetages grew high as the level or average BOD increased.
- 社団法人 日本水環境学会の論文
- 1996-09-10
著者
-
古武家 善成
神戸学院大学
-
高田 秀重
東京農工大学農学部
-
桜木 建治
福岡県保健環境研究所
-
高田 秀重
Institute Of Symbiotic Science And Technology Tokyo University Of Agriculture And Technology
-
古武家 善成
兵庫県立公害研究所
-
天野 耕二
立命館大学工学部環境システム工学科
-
荻野 泰夫
岡山県環境保健センター
-
五井 邦宏
埼玉県環境部環境推進課
-
五井 邦宏
埼玉県環境科学国際センター
-
天野 耕二
立命館大学 理工学部環境システム工学科
-
荻野 泰夫
岡山県環境保険センター
-
高田 秀重
東京農工大学大学院共生科学技術研究部
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