胃静脈瘤破裂により診断された原発性硬化性胆管炎による若年者肝硬変進展例

元データ 2007-09-25

概要

症例は23歳男性.12歳より2型糖尿病にて内服加療されていた.吐血を主訴に当院受診.上部内視鏡検査にて胃静脈瘤破裂を認め,内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)を施行した.腹部超音波・CTにて肝表面は凹凸不整,肝脾腫を認め,肝内胆管の不整な拡張を認めた.内視鏡的逆行性胆管造影(ERCP)では,肝内胆管に数珠状変化を呈した.肝生検所見は偽小葉形成が明らかであり,胆管周囲に線維化を強く認めonion skin appearanceを呈し,以上の所見より原発性硬化性胆管炎(PSC)による肝硬変と診断した.EIS施行3カ月後に食道静脈瘤(F2RC+)の再発を認め,再度EISを施行した.本例は若年者であるが,高度の門脈圧亢進症の存在が疑われ,肝移植を考慮した経過観察が必要と思われた.

著者

相田 芳夫 川崎市立多摩病院病院病理部
中澤 緑 川崎市立多摩病院(聖マリアンナ医科大学)消化器・肝臓内科
長瀬 良彦 川崎市立多摩病院(聖マリアンナ医科大学)消化器・肝臓内科
五十嵐 岳 川崎市立多摩病院(聖マリアンナ医科大学)消化器・肝臓内科
福田 安伸 川崎市立多摩病院(聖マリアンナ医科大学)消化器・肝臓内科
馬場 哲 川崎市立多摩病院(聖マリアンナ医科大学)消化器・肝臓内科
宮脇 誠 聖マリアンナ医科大学東横病院消化器・肝臓内科
鈴木 通博 川崎市立多摩病院(聖マリアンナ医科大学)消化器・肝臓内科
長瀬 良彦 聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科
相田 芳夫 聖マリアンナ医科大学病理学教室
鈴木 通博 聖マリアンナ医科大学肝臓内科
鈴木 通博 聖マリアンナ医科大学 病理学 教室
鈴木 通博 北柏リハビリ総合病院 内科
馬場 哲 川崎市立多摩病院消化器・肝臓内科
相田 芳夫 聖マリアンナ医科大学医学部診断病理学教室
相田 芳夫 聖マリアンナ医科大学第二病理学教室
五十嵐 岳 聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科
福田 安伸 聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科
鈴木 通博 聖マリアンナ医大・消化器肝臓内科
宮脇 誠 聖マリアンナ医大第三内科
中澤 緑 川崎市立多摩病院消化器・肝臓内科
福田 安伸 川崎市立多摩病院消化器・肝臓内科
相田 芳夫 聖マリアンナ医科大学病院病理部

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