聴覚障害者の講義における挙手抽出による手話発言者の検出(視覚障害/聴覚障害/一般)
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概要
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聴覚障害者集団を対象とした講義では、質問者が発言する際に手話を用いることが多い。しかし、手話は視覚言語であるため、視野外のものを認識することができない。その結果、他の受講者はその発言内容に気づかないといったことがよく起きる。そこで、本稿は講義時に質問者を自動で検出し、カメラで自動的に追い、部屋の前面のモニターに映し出すといったシステムを提案する。また、質問者は挙手によってその意思を明らかにするため、挙手動作を検出する必要がある。そこで、受講者の頭部位置を肌色抽出、髪抽出、サイズから推定し、その周囲から挙手動作を抽出することによって発言者を検出する。その結果、頭の位置推定は78%の検出率で、挙手は7回中4回、抽出した。
- 2005-05-13
著者
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皆川 洋喜
筑波技術短期大学
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竹内 義則
名古屋大学情報セキュリティ対策推進室
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大西 昇
名古屋大学 大学院 工学研究科 情報工学専攻
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坂下 雄大
名古屋大学情報科学研究科
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竹内 義則
名古屋大学 情報セキュリティ対策推進室
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大西 昇
名古屋大学
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