メロンの結実過程の受精時から受精後初期に発現する遺伝子のcDNAの単離
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概要
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受精は結実のために特に重要な過程である.メロンでは受粉後24時間以内には花粉管の先端は子房の基部の胚珠に到達し,受精が完了していた.そこで,開花後1日目の受粉した子房と無受粉の子房に由来するmRNAの間でサブトラクションを行い. Subtracted cDNAライブラリーを作製した. cDNAマクロアレイを用いたディファレンシャルスクリーニングとノーザン解析により,最終的に開花後1日目の受粉果実のほうが無受粉果実より発現の高い14個のcDNAクローンを得た.これらは,Ascorbate oxidase, Hydroxymethyltransferase, Phosphoethanolamine N-methyltransferase, Short chain alcohol dehydrogenase, Histone H2A, Auxin binding orotein , 14-3-3 protein. Extensin-like protein. Nucleoid DNA-binding- likeprotein. Type Ilia membrane protein (Reversiblyglycosylated polypeptide)およびHypothetical oroteinと相同性があった.いずれも受粉果実および単為結果が引き起こされるCPPU処理果実で発現しており,それらの発現は単為結果がほとんど引き起こされない4-CPA処理果実より高かったノこれらは受粉果実およびCPPU処理果実の開花後20日目ではほとんど発現しておらず,また,そのほとんどが果実特異性の高い発現をしていた.これらの遺伝子のうち. CPPU処理果実のほうが4-CPA処理果実より特に高い発現を示した8A07(Nucleoid DNA - binding -likeprotein)および8D10(Short chain alcohol dehydrogenase)がメロンの結実に特に重要な役割を果たしているのではないかと考えられた.
- 園芸学会の論文
- 2005-01-15
著者
-
白武 勝裕
名古屋大生命農学研究
-
山木 昭平
名古屋大学大学院生命農学研究科
-
森 仁志
名大大学院生命農学
-
森 仁志
名古屋大院生命農学研究科
-
森 仁志
名古屋大学農学部
-
森 仁志
名古屋大・院・生命農学
-
森 仁志
名古屋大学大学院生命農学研究科
-
白武 勝裕
名古屋大学大学院生命農学研究科
-
Yamaki S
Graduate School Of Bioagricultural Sciences Nagoya University
-
長澤 政紀
名古屋大学大学院生命農学研究科
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