肥満や高脂血症に及ぼす食餌性ジァシルグリセロールの効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
天然の油脂成分であるジアシルグリセロールをふだんの食事に使用した場合の身体的特長および血清脂質の変化を検討した。ジアシルグリセロールをこれまで使用していた食用油に置き換えて,食事を制限することなく使用したところ,(1)皮下脂肪厚の低減,(2)ウェスト周囲長の低下,(3)高中性脂肪症の改善,(4)HDLコレステロールの上昇,(5)LDLコレステロールの低下,(5)PAI-1の低下が認められた。生活習慣病は,食生活から一次的に予防することが重要とされているが,ジアシルグリセロールを食用油として使用すると,肥満の改善をはじめ,動脈硬化危険因子の改善に有効であることが明らかになった。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
関連論文
- 健康油の栄養特性とそのおいしさ(おいしさの基礎、開発、マーケティング-7)
- ヒトの脂質代謝に及ぼすジアシルグリセリンの影響
- 植物ステロールを含むジアシルグリセリンの血中コレステロール低下作用
- ジアシルグリセリンの長期摂取によるヒトの体脂肪代謝に及ぼす効果
- コハク酸モノグリセリドの牛肉軟化効果
- 界面活性物質による調理用油脂の高機能化
- 揚げ物調理時に発生する泡膜の安定化機構の解析
- ラットにおけるジアシルグリセリンの栄養学的特徴
- 新健康油 『コレステロール 健康エコナクッキングオイル』
- レシチン分析試験法の検討 : 油脂及び油脂製品試験法部会合同実験結果
- JAWC 2000 に参加して
- 苦味阻害剤
- 苦味の選択的マスキング剤 -そのメカノズムと応用-
- リン脂質による苦味の選択的抑制(1997年度日本味と匂学会第31回大会)
- 苦味だけを選択的に抑制するリン脂質
- 肥満や高脂血症に及ぼす食餌性ジァシルグリセロールの効果
- 植物性ステロールを含むジァシルグリセロールの動脈硬化危険因子に及ぼす影響