日本人とアメリカ人の大腸の長さは違うのか?―大腸3D-CT(仮想内視鏡)による1,300名の検討―
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概要
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【目的】大腸3D-CTを用いて日本人とアメリカ人の大腸の長さを比較した.<BR>【対象】50歳以上の日本人とアメリカ人650名ずつ,合計1,300名を対象とした.<BR>【結果】全対象における全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞれ154.7cm,158.2cm,(<I>p</I>値:0.003,効果量:0.17),S状結腸と直腸を合計した長さの平均はそれぞれ63.3cm,62.5cm,(<I>p</I>値:0.23,効果量:0.07)であった.世代別では,50歳代で全大腸の長さの平均は日本人とアメリカ人でそれぞれ153.2cm,155.6cm,60歳代で155.2cm,159.3cm,70歳代で161.8cm,165.2cmで,日米ともに世代が上がるにつれて有意に長くなった.<BR>【結論】日本人とアメリカ人の大腸の長さの差に実質的効果はみられずほぼ同等である.一方,日米ともに世代が上がるにつれて全大腸の長さは長くなる.
著者
-
加藤 貴司
北海道消化器科病院 消化器科
-
歌野 健一
自治医科大学 放射線医学教室
-
田尻 久雄
東京慈恵会医科大学 内科学講座消化器肝臓内科/内視鏡科
-
永田 浩一
亀田メディカルセンター幕張
-
赤羽 麻奈
亀田メディカルセンター幕張
-
光島 徹
亀田メディカルセンター幕張
-
渡辺 直輝
北海道社会事業協会小樽病院
-
高林 健
北海道消化器科病院
-
平山 眞章
北海道社会事業協会小樽病院
-
田尻 久雄
東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科
-
加藤 貴司
北海道消化器科病院
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