異なる餌料で養殖したアワビ F1 交雑種の肉質の比較
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概要
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コンブ,塩蔵ワカメ,配合飼料をそれぞれ単独に給餌して養殖したアワビ筋肉の肉質を,物理・化学分析,官能検査により評価した。遊離アミノ酸総量に差は認められなかったが,コンブ区でグリシン含量が多い傾向にあり,疎水性アミノ酸が少なかった。破断強度はワカメ区が弱い傾向にあった。官能検査の結果,甘味は,コンブ区が好ましく,遊離アミノ酸組成の影響があると考えられた。歯ごたえは,ワカメ区が好ましい傾向にあり,破断強度の弱さの傾向に一致した。これらの結果は,養殖アワビの肉質が餌により影響を受けることを示唆した。
著者
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小善 圭一
富山県農林水産総合技術センター食品研究所
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横井 健二
富山県農林水産総合技術センター食品研究所
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原田 恭行
富山県農林水産総合技術センター食品研究所
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熊谷 敬之
入善漁業協同組合
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小善 圭一
富山県農林水産総合技術セ 食品研
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