水質回復途上の洞海湾における海産動物の出現状況
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概要
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The recent appearance of marine animals in Dokai Bay, northern Kyushu, was revealed with the first biological investigation in about twenty years following the improvement of water quality in the bay. Fishermen had not been able to catch any fish in the bay between 1943 and 1980, due to excessive water pollution caused by the discharge of untreated liquid waste from Kitakyushu's heavy industry and chemical production factories. Qualitative investigations were carried out at three stations, once each season from May 1989 to January 1990, using a small trawling net and two gill nets. Seventy-one species of marine animal were confirmed to have appeared in the bay: 5 species of molluscs, 30 species of arthropods, and 36 species of fishes. The total number of species and total catch weight increased gradually from the inner part to the outer part of the bay. The lowest occurrence of aquatic animals was observed in summer at the inner part of the bay where no biota zone had been found, however a large quantity of Acanthogobius flavimanus and a few young stages of Penaeus japonicus and Charybdis japonica recovered there in winter. It is suggested that the bay is used as a growing ground for the entire life cycle of Oratosquilla oratoria.
著者
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花田 喜文
北九州市環境局環境科学研究所
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城戸 浩三
北九州市環境科学研究所
-
末田 新太郎
北九州市環境衛生研究所
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山田 真知子
北九州市環境科学研究所
-
籔本 美孝
北九州市立自然史・歴史博物館
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竹内 良治
北九州市環境科学研究所
-
吉田 陽一
京都大学大学院農学研究科熱帯農学専攻
-
吉田 陽一
京都大学大学院農学研究科
-
籔本 美孝
北九州市立自然史博物館
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城戸 浩三
北九州市環境衛生研究所
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