疣贅型黄色腫-自験4症例と文献151例からみた臨床病理学的検討-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Verruciform xanthoma, first described as a lesional entity by Shafer in 1971, is a verrucous lesion in appearance, which occurres often in oral cavity. Histopathologically the lesion shows moderate to severe parakeratin plugging and the presence of swollen "foam" cells in the connective tissue papillae between elongated epithelial rete pegs.<BR>One hundred fifty five cases of this lesion, including 4 of our own, that appear in the literature were clinicopathologically reviewed in this paper.<BR>The age of the patients ranged from 14 to 89 (mean age 50.5) years old and there was no sex predilection for occurrence. The lesion was most frequently found on the alveolar gingiva (55.5%), followed by the palate (20.0%), tongue (12.3%), buccal mucosa (4.5%) and so on. It is still fully unknown whether this lesional condition is a true neoplasm or chronic inflammatory tissue reaction, while most researchers would agree to the latter, and our cases might support the latter hypothesis.<BR>Simple surgical excision is recommended as the first choice in treatment because no recurrences have been reported except one case reported by Nowparast et al.
著者
-
石川 武憲
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
-
田中 浩二
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
-
伊達岡 陽一
広島大学歯学部口腔外科学第二講座
-
小川 郁子
広島大学歯学部附属病院 臨床検査室
-
高田 隆
広島大学歯学部
-
野村 雅久
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
-
安井 良一
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
-
下里 常弘
広島大学歯学部口腔外科学第2教室
-
池本 公亮
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
-
三宅 正純
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
-
深井 直樹
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
-
伊達岡 陽一
広島大学歯学部口腔外科学第2講座
関連論文
- 急性歯性感染症に対するAzithromycinの薬効評価 : Tosufloxacin tosilateを対照とした二重盲検群間比較試験
- 嚢胞様病態を呈した Warthin 腫瘍の一例
- 下顎前歯部歯槽骨に発生した軟骨肉腫の1例
- 小児歯性感染症に対する Cefditoren pivoxil の臨床的検討
- 顎下腺と耳下腺に由来した片側同時多発性の Warthin 腫瘍の1例 : 特に顎下腺由来の考察
- 有茎性腫瘤を呈したまれな臼後部腺房細胞癌の1例
- 上唇に発生した polymorphous low-grade adenocarcinoma の1例
- 3回の大量出血を伴った大型再発性アフタの長期経過観察の1例
- 新GCPによる本院の新薬治験への取り組みと現況
- ヒト胃癌細胞におけるosteopontinとCD44の共通発現(転移(接着分子))
- 顎関節に発生した滑膜性骨軟骨腫症の2例
- 口腔小唾液腺の悪性筋上皮腫の2例 : 悪性転化の推定された例
- 広島大学歯学部附属病院の卒後臨床研修報告 : 総合歯科医療研修
- 上顎洞原発横紋筋肉腫の1例と治療経過
- ブランダン・ヌーン腺の導管内乳頭腫の1例と文献的考察
- 口腔外科への紹介高齢患者における全身疾患の統計的検討
- 小児期のリンパ管腫9例の臨床病態的検討
- 医科から紹介された患者の臨床統計
- 顎関節症研究への提言 : 顎関節構造の進化と病因論, これまでの病態分析は利他的治療に役立つか
- 上顎洞原発の粘表皮癌の1例
- 口腔多発癌の治療後に硬口蓋に発生した悪性黒色腫の1例
- 舌癌の発生部位からみた臨床病態的検討
- 上顎洞線毛細胞にみられる変形線毛束の発生機序に関する培養学的証明
- 267 小唾液腺に発生した筋上皮腫の2例(脳・頭頸部III)(示説演題)(第32回日本臨床細胞学会秋期大会学術集会)
- 249.細胞診が有用であると思われた紡錘形細胞癌の一例(口腔・鼻腔, 示説演題, 第29回日本臨床細胞学会秋季大会学術講演会)
- 150.悪性唾液腺混合腫瘍の細胞診(頭頸部4:総合II, 示説, 第27回日本臨床細胞学会秋期大会学術集会)
- 100.唾液腺腫瘍18例における細胞診について(総合10 : 頭頸部(I), 示説, 第26回日本臨床細胞学会秋期大会学術講演会)
- 穿刺吸引細胞診の術前診断で判明した頬腺由来腺房細胞腫の1例
- 180.多変量データ解析法を用いた口腔領域悪性腫瘍の細胞解析(第23群 骨・口腔・その他, 示説, 第22回日本臨床細胞学会秋期大会)
- 上顎前歯部歯肉に転移した腎細胞癌の1例
- セメント芽細胞の増殖および機能発現機構に関する検討II. セメント芽細胞株OC/CM 30の増殖・分化における prostaglandin E_2 受容体の役割について
- セメント芽細胞の増殖および機能発現機構に関する検討 : I. LPSに対するセメント芽細胞株OCCM-30の応答性について
- 口腔扁平上皮癌発症過程におけるAuroraキナーゼの過剰発現と遺伝子増幅
- ラット末梢血単球の炎症性メディエーター産生に対するエナメルタンパクの影響
- D-28 LPS投与後の辺縁歯周組織変化に及ぼす抗MIP-2抗体腹腔内投与の影響
- PGE2がマウスセメント芽細胞株の増殖と分化に及ぼす影響
- P-14 歯周靱帯由来細胞の増殖ならびに分化に対するエナメルタンパク(エムドゲイン^>[○!R]
- P-13 辺縁歯周組織破壊におけるMIP-2の役割に関する実験病理学的研究
- 口腔扁平上皮癌におけるSkp2の発現状況とその意義
- LPS投与後のラット歯周組織におけるシクロオキシゲナーゼの発現の検討
- D-17 LPS投与後ラット辺縁歯周組織におけるCOX-1およびCOX-2発現に関する免疫組織化学的検討
- C-9-10 : 30 培養細胞移植による歯周組織再生についての実験的研究 : 3.エムドゲインとの併用について
- 口腔扁平上皮癌細胞に対するp27遺伝子導入の影響
- マウスセメント芽細胞株(OCCM-30)の増殖・分化におけるPGE2およびPGE受容体の役割について
- 咬筋内に生じた血管腫の一例
- 上顎洞内長期迷入歯根の一例
- 嚢胞様のX線透過像を示したセメント質骨異形成症の1例
- 口蓋に生じたオンコサイト筋上皮腫の1例
- D-10 LPS投与後ラット臼歯部歯周組織におけるCXC-ケモカインの発現に関する免疫組織化学的検討
- D-6 ラット臼歯部歯周組織における石灰化関連蛋白発現の加齢変化
- 口腔癌におけるCks1の過剰発現とp27の分解への関与
- 唾液腺原発多形性腺腫におけるCTGFの発現は、軟骨様成分の形成に関与するか?
- C-16-16 : 00 骨芽細胞の増殖分化に対するエナメルタンパク(エムドゲイン^>[○!R]
- 細胞周期と口腔癌
- D-7 LPS投与ラット臼歯部歯周組織におけるTNF-α mRNAの発現状況
- 口腔病変クローズアップ 舌背中央部に生じた黒毛舌
- 口腔病変クローズアップ ドライマウス(口腔乾燥症)
- 側頭筋内の遊離骨様組織と筋突起過形成様病変により開口障害を呈した1例
- 広範に papillary-cystic な組織構築を示し, 細胞異型の明瞭な領域を伴った耳下腺原発上皮-筋上皮性癌の1例
- 顎下腺の線維素性唾液管炎(クスマウル病)の1例
- Studies on the Novel Gene Diagnosis and Therapy Targeting p27 and Its Related Factors for Oral Malignancies
- Solitary fibrous tumor with malignant potential arising in sublingual gland
- "Malignant Pleomorphic Adenoma" in the Palate
- D-25 LPS投与後のラット辺縁歯周組織におけるマクロファージ走化性因子の発現に関する免疫組織化学的検討
- 第11回日本口腔粘膜学会総会を主催して
- ヒト口腔扁平上皮癌細胞株(KON)の樹立とその性状
- B-13-11 : 00 LPS投与後ラット臼歯部歯周組織におけるICAM-1の発現について
- C-15 ラット臼歯部歯周靭帯由来培養細胞の形態学的観察 : (3)合成ハイドロキシアパタイト上での培養
- B-2-9 : 10 LPS投与後ラット臼歯部歯周組織におけるサイトカインの局在 : TNF-αの免疫組織化学的発現を中心に
- Dedifferentiated malignant myoepithelioma of the parotid gland
- Herniation of an Antral Polyp through an Oro-Antral Fistula
- Moenomycin-Resistance Is Associated with Vancomycin-Intermediate Susceptibility in Staphylococcus aureus
- Analysis of Microsatellite Instability and Frameshift Mutation of TGFP Type Ⅱ Receptor Gene in Oral Squamous Cell Carcinomas
- 基底細胞母斑症候群の1例とその家系調査
- 口蓋裂児における言語学習能力の臨床的評価の検討 : 特にITPA検査法の有用性について
- 上顎骨切除症例における構音の臨床評価について
- 当科における悪性腫瘍の臨床統計的検討
- 翼突窩, 側頭下窩および側頭窩へ侵入伸展した下顎keratocystの1例 : 特に伸展機序における筋牽引力について
- 線維性骨異形成症の骨肉腫転化例に奏効したMTX大量療法と併用化学療法
- 口腔内出血を初発症状とした急性前骨髄球性白血病 (APL) の2症例
- 小唾液腺 (頬腺) に発生した唾石症について : その1. 症例と文献的考察
- イヌ顎下腺における経導管的逆行性注入異物の消長に関する電顕的検索
- 腺房細胞腫の1例におけるcomplex carbohydrates分泌の細胞化学的検索
- 臨床的に鑑別診断の困難な結核性頸部リンパ節炎の4症例について
- Castlemanリンパ腫について : その概念と顎下部に発生した1症例
- 顎顔面部骨折の入院症例における臨床統計的観察
- 電子計算機接続顕微分光測光法による口腔領域細胞の核DNA量について
- 舌癌患者に発見された稀有なるAel血液型の検定とその輸血に関する検討
- Odontogenic keratocystの2症例とその文献的考察
- Clinical evaluation of non-steroidal analgesic(Loxoprofen sodium, Loxonin) on the pain control after minor oral surgery.
- 疣贅型黄色腫-自験4症例と文献151例からみた臨床病理学的検討-
- 唾石に起因したいわゆる"Kuttner Tumor"の電子顕微鏡的観察
- Stafne 氏静止性骨空洞の2症例-病態と手術に関する考察-
- 悪性リンパ腫 (ML) の臨床病理学的および免疫学的解析 : 10症例の検討 (1976-1985)
- A case of lipoma of the cheek with clinically diagnostic difficulties from the lesional state.
- 上顎に発生した悪性線維性組織球腫の1例-電顕ならびに免疫組織化学的検索-
- 下顎下縁に発生した周辺性骨腫の1例とその発生に関する考察
- A study on cefotiam-hexetil transfer to serum and oral tissues.
- Osteosarcoma arising in the mandibular fibrous dysplasia of polyostotic type: A case report and a review of the literature.
- Nutritional management by tube feeding and its clinical evaluation in the early stage after oral surgery.