ハッサク果実のリモノイド配糖体
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概要
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ハッサク果実中のリモノイド配糖体についてTLC法およびHPLC法で分析した. (1) リモノイド配糖体の分析はTLC法とHPLC法を組み合わせることによって,良好に分離,定量することができた. (2) ハッサク果実中にはリモニン,デアセチルノミリン酸,デアセチルノミリン,ノミリン,ノミリン酸およびオバクノンの合計6種の配糖体が検出された. (3) ハッサク果汁中の主要なリモノイド配糖体はリモノイドの-OH基がC-17で1モルのD-グルコースとβ-グルコシド結合したリモニン17-β-D-グルコピラノサイドであり,148ppm含まれ全リモノイド配糖体含量(314ppm)の47%を示した. (4) ハッサク果実の内皮および外皮乾燥品中のリモノイド配糖体総量はそれぞれ3100ppm, 2300ppmとリモノイドの場合と同様,果汁に比べ繊維組織の多い部分に多量に含まれていた.しかし内皮,外皮中に最も多量に含まれるリモノイド配糖体は,果汁中とは異なり,ノミリン17-β-D-グルコピラノサイドであった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
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長谷川 信
米国農務省
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三宅 正起
和歌山アグリバイオ研究センター
-
尾崎 嘉彦
和歌山アグリバイオ研究センター
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前田 久夫
和歌山アグリバイオ研究センター
-
伊福 靖
和歌山アグリバイオ研究センター
-
前田 久夫
和歌山アグリバイオ研究セ
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尾崎 嘉彦
株式会社和歌山アグリバイオ研究センター
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尾崎 嘉彦
(株)和歌山アグリバイオ研究センター
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長谷川 信
米国農務省青果化学研究所
-
尾崎 嘉彦
近畿大学生物理工学部 食品安全工学科
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