ミヤマシキミ(Skimmia japonica Thunb.)のリモノイド
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概要
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ミヤマシキミ(Skimmia japonica Thunb.)の種子中にはカンキツ類の種子に広く分布するリモノイド(deacetylnomilin, nomilin, limonin, obacunone, deacetylnomilinic acid, nomilinic acid, isoobacunoic acid)が存在した.また,Citrus ichangensisおよびFortunellaにそれぞれ特異的に存在するリモノイド(ichangensinおよびcalamin, retrocalamin, cyclocalamin, methyl isoobacunoate diosphenol, isoobacunoate diosphenolic acid)が含有されていた.さらに,ミヤマシキミの種子中にはlimonin, nomilin, obacunone, deacetylnomilin, retrocalamin, calamin, cyclocalamin, ichangensinのそれぞれ配糖体(17-β-D-glucopyranoside)も検出された.ミヤマシキミは上記のリモノイドがすべて存在する唯一の植物であり,このことは植物分類上,ミヤマシキミがカンキツ類と近縁種であるというこれまでの説を支持するものである.
- 園芸学会の論文
- 1998-11-15
著者
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