漬物類から分離した食用赤色102号(ニューコクシン)分解細菌の同定
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概要
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(1) 顕著にNCを分解(脱色)する細菌を漬物類から分離し,分離菌28株は4群に分類された.すなわち,6菌株はBacillus cereus,1菌株はB. cereus var. mycoides,3菌株はB. subtalis,そして18菌株はB.pumilusと同定された. (2) 分離菌株によるNCの分解産物は,ペーパークロマトグラフィーにより3種(PI,PII,PIII)得られ,Rf,呈色反応,蛍光および吸収曲線などから,PIはナフチオン酸と同定され,PIIは分解中間産物と推定されたが,同定することができなかった.またPIIIは,アミノーG酸と同定された. (3) 分離菌株は,いずれも強いNC分解力を有し,それぞれ同種の保存菌株よりも高い活性を示した.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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