下北半島太平洋岸で観測された海風について
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概要
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1989年7月25日に下北丘陵で小気候観測を行なった。係留気球を用いた観測により, 高さ約200m以下で気温約20℃の海風が捉えられた。海風の鉛直構造を解析したところ, 高さ約100m以下の海からの風に対応した層 (水蒸気量が相対的に小さいことで特徴づけられる) と, 100〜200mの反流が認められた。アメダスデータから, この海風は, 太平洋側に局限されたものであることがわかった。
- 東北地理学会の論文
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