実験的胃炎作製過程におけるラット胃粘膜の形態学的機能的研究
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概要
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タウロコール酸ナトリウム (以下TCA) のラット胃粘膜に対する影響をみるために, 5mMTCAを自由に飲水として投与し, 1カ月から10カ月までHE染色, PAS染色, Azan染色を行い組織学的に検討するとともに, 胃粘膜血流, potential difference (以下PD), pHの測定を行い, また3H-TdRを用いたオートラジオグラムを行い検討した. 組織学的には, 円形細胞浸潤をみとめ1カ月後には腺管腺部の腺数の減少を, 3カ月後には被蓋上皮の菲薄化をみとめたが, 6カ月後において萎縮性胃炎と断定はできなかつた. この胃炎作成過程で血流は3カ月後に有意に低下を示し(p<0.05), 6カ月, 10カ月と減少を示した. PDにはとくに著変はみとめなかつた.
著者
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松田 和也
山口大学医学部
-
竹本 忠良
山口大学医学部内科
-
岡崎 幸紀
山口大学医学部
-
原田 元
山口大学医学部第1内科
-
多田 正弘
山口大学医学部第1内科
-
嶋田 正勝
山口大学医学部第1内科
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水町 宗治
山口大学医学部第1内科
-
竹内 憲
小郡第一病院内科
-
飯田 洋三
小倉記念病院消化器内科
-
榊 信広
済生会山口総合病院消化器内科
-
斉藤 満
徳山中央病院消化器内科
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