炭疽病菌による4-<I>tert</I>-butylcyclohexanoneの立体選択的還元
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概要
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テルペノイドおよびそれらの関連化合物の衛生物変換に関する研究の一環として, 10種の植物病原菌 (炭疽病) を生体触媒として用い, 4-<I>tert</I>-butylcyclohexanoneの変換を行った。その結果, 基質はケトン基の還元反応が進行し, それぞれ対応する<I>cis</I>および<I>trans</I>-alcohol体に変換され, 菌種により主要変換物は異なっていた。<I>Colletotrichum lagenarium, C, atramentarium</I> MAFF 712102, <I>C. fragariae, C, graminicala</I> MAFF 305460, <I>C. lindemuthianum</I> (C-3) および<I>C. lindemuthianum</I> (C-13) では<I>trans</I>-4-<I>tert</I>-butylcyclohexanolを主要変換物として生成するのに対し, <I>Glomerella cingulata, C. lindemuthianum</I> (C-1), <I>C. trifolii</I> MAFF 305389および<I>C. dematium</I> MAFF 410046では<I>cis</I>-alcohol体を主要変換物として立体選択的に生成することを明らかにした。
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