油脂, 脂肪酸およびそれらの誘導体中に存在する微量鉛の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Rapid and precise methods have been studied for the determination of microamounts of lead in fatty oils, fatty acids and their derivatives. The sample was carbonized with sulfuric acid by heating in the range of 250° to 280°C, and then 30% hydrogen peroxide was gradually added to destroy organic matter. By Applying this method, the digestion was carried out rapidly as compared with conventional methods such as dry ashing and wet digestion.<BR>Lead in the digested solution obtained was determined by spectrophotometric determination and atomic absorption spectrometry. In the former method, lead was extracted as dithizone complex from the digested solution, and then the extract was determined spectrophotometrically by using the maximum absorbancy at 520nm. In the latter method, complex produced by adding sodium diethyldithiocarbamate was extracted with methyl isobutyl ketone. The extract was directly injected into an air-hydrogen or air-acetylene flame, and a spectral line of lead was measured at 283.3nm. The proposed methods were tested by carrying out collaborative studies on samples which had been artificially prepared by adding known amounts of lead to soybean oil. The results obtained corresponded to a satisfactory agreement with the theoretical values.
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
-
平山 晴男
日本油料検定協会化学分析研究所
-
山下 太郎
日本食品分析セ
-
繁 猛
ライオン油脂株式会社中央研究所
-
山中 樹好
日本油脂株式会社尼崎工場油脂研究所
-
渡辺 寿
日清製油株式会社研究所
-
辻 謙二
吉原製油株式会社
-
野口 千秋
日油商事
-
野口 千秋
日本油脂株式会社
-
松原 繁左右
豊年製油株式会社清水工場
-
三村 圭三郎
花王石鹸株式会社東京工場
-
村瀬 行信
旭電化株式会社研究所
-
平山 晴男
日本油料検定協会
-
山中 樹好
日本油脂株式会社
-
繁 猛
ライオン油脂株式会社
-
松原 繁左右
豊年製油株式会社技術部
関連論文
- 8.トマトの赤色化とカロチノイド含量の変化について(第2報)加工用トマトのカロチノイド含量と色調(脂溶性ビタミン総合研究委員会 : 第130回会議研究発表要旨)
- 1. トマトの赤色化とカロチノイド含量の変化について (I)品種別, 熟度別加工用トマトのカロチノイド分布(脂溶性ビタミン総合研究委員会第128回会議研究発表要旨)
- 風味調味料
- ガスクロマトグラフィーの食品分析への応用(V) : 食品添加物(その2)
- ガスクロマトグラフィーの食品分析への応用(IV) : 食品添加物(その1)
- 魚介類および貝藻類中の水銀の分析法
- 2. スケソウ肝油中の残存DDTについて(脂溶性ビタミン総合研究委員会第121回会議研究発表要旨)
- 生ロ-ヤルゼリ-中の10-ヒドロキシ-δ-2デセン酸の定量法について(研究ノ-ト)
- 各種呈色反応によるカポック油及び綿実油の検出
- ごま油の呈色反応と検出
- 洗剤の成分分析に関する研究 (第7報) : 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩とアルカンスルホン酸塩の混合物の分離と定量
- 洗剤の成分分析に関する研究 (第6報) : 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩とα-オレフィンスルホン酸塩の混合物の分離と定量
- 吸光光度法によるリン脂質の過酸化物価の測定
- 高速液体クロマトグラフィーによるリン脂質の定量
- 洗剤の成分分析に関する研究 (第9報) : ポリオキシエチレン型第四級アンモニウム塩の構造解析
- 油脂のカルボニル価測定法
- 高速液体クロマトグラフィーによるトコフェロールの定量に関する一考察
- パーム油脱臭留出脂肪酸中の微量成分の研究 : I.スクアレン
- 界面活性剤の生分解試験への酸素消費量測定法の適用
- 高速液体クロマトグラフィーの油脂分析への応用
- なたね, なたねかす, 脱脂大豆の水分及びなたね油分測定法の検討
- 脂肪酸の熱酸化安定性の評価方法
- 赤外スペクトル法による油脂中の孤立トランス異性体の定量
- 原子吸光法による油脂中の微量鉄の定量
- 吸光光度法による油脂中の微量ヒ素の定量
- 油脂酸化防止の現状と問題点
- 大豆レシチンの品質改善に関する研究 (第2報) : 製油条件のペースト状レシチンの品質に及ぼす影響
- 植物油脂中のトコフェロール同族体の高速液体クロマトグラフィーによる定量 : 合同実験結果について
- 油脂精製工程における問題点
- 食用油の品質改善の焦点
- 大豆油の品質に及ぼす脱臭温度の影響
- 液化ブタンによる大豆の抽出に関する研究 (第3報) : 抽出製品の品質
- 原子吸光法による油脂中の微量のカドミウム, 銅, ニッケルおよびマンガンの定量
- 油脂, 脂肪酸およびそれらの誘導体中に存在する微量鉛の定量
- 食用油の水素添加に関する研究 (第3報) : 水素添加油のモノエン酸中の位置異性体組成
- 水素添加綿実油のグリセリド組成 (食用油の水素添加に関する研究-1〜3-)
- 水素添加オリブ油のグリセリド組成 (食用油の水素添加に関する研究-1〜3-)
- ラウリン系油脂のエステル交換
- 油脂脱臭留出物中の熱媒体の分析
- 薄層クロマトグラフィーによる界面活性剤の分析
- 油脂・界面活性剤分析 (進歩総説)