エーテル結合を持つ二価アルコールの研究 (第3報) : トリエステルによるポリ塩化ビニルの可塑化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Triesters containing a ether linkage were synthesized and their utilization as plasticizer was examined.<BR>Some monoesters were obtained from 1-chloro-3- (2-hydroxyethoxy) -propanol-2 and potassium hexanoate, octanoate, decanoate, laurate, myristate, palmitate or stearate and then they were acylated with acetyl, benzoyl or <I>n</I>-hexanoyl chloride to yield triesters, including diacetates, dibenzoates and dihexanoates, respectively.<BR>The triesters were evaluated on the plasticizing effect, through comparison of the effects on the properties of polyvinyl chloride (PVC), with those of dioctyl phthalate (DOP). PVC containing diacetates were considerably inferior than the control (containing only DOP) only in heat stability. With dibenzoates, heat stability was appreciably improved, however, low temperature flexibility lowered. On the other hand, PVC containing dihexanoates showed almost the same degree of heat stability as the control did and were superior than the control in low temperature flexibility. The number of carbon atoms contained in the fatty acid molecules used did not appreciably influence the plasticizing effect.
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
関連論文
- 1,3-ジオキサインダン誘導体の酸化防止力(第4報) 酸化防止力に影響を及ぼす要因
- メチル3-O-アルキルグルコピラノシドの合成と抗菌性
- 3-O-アルキルグルコース誘導体の合成と抗菌性
- 3-O-アルキル及び3-O-ハロアルキル-D-グルコースの合成と抗菌性
- 2-アルキル-5-t-ブチル-2-メチル-1, 3-ジオキサインダンの酸化防止力 : 1, 3-ジオキサインダン誘導体の酸化防止力 (第3報)
- 1, 3-ジオキサインダン誘導体の酸化防止力 (第2報) : 2-Alkyl-2-methyl-1, 3-dioxaindanの酸化防止力
- 1, 3-ジオキサインダン誘導体の酸化防止力 (第1報)
- ひまし油に関する研究 (第1報) : ひまし油からのグリセリン=トリリシノレアートの単離
- 短鎖脂肪酸を含む油脂の脂肪酸組成のGC分析 : BF3-1-プロパノール試薬によるプロピルエステルの調製
- 三フッ化ホウ素-メタノール試薬による脂肪酸のメチルエステル化における問題点 (第2報)
- 三フッ化ホウ素-メタノール試薬による脂肪酸のメチルエステル化における問題点
- トコフェロール酸化生成物に関する研究 (第1報) : α-およびδ-トコフェロール二量体の抗酸化性
- 脂肪酸メチルのGLC分析に及ぼす操作条件の影響 (第2報) : キャリヤーガス流速および昇温範囲, 速度の影響
- 海産甲殼類の肝油に関する研究 (第1報) : ズワイガニおよびイバラガニ肝油中のステリンおよびグリセリルエーテル
- 大豆油脱臭留出物中の抗酸化性物質に関する研究
- 抗菌性を有するオリゴマー型界面活性剤の研究(第2報) : 2,4-ジアルキルフェノールから得られるダイマー型界面活性剤の誘導体の合成と抗菌性
- 抗菌性を有するオリゴマー型界面活性剤の研究 (第1報) : アルキルフェノール・ホルムアルデヒド縮合物型界面活性剤の誘導体の合成と抗菌性
- 抗菌性を有する界面活性剤についての研究 (第9報) : p-ノニルフェニル=ポリオキシエチレン=エーテルの含窒素誘導体の合成と抗菌性
- エーテル結合を持つ二価アルコールの研究 (第5報) : ポリ塩化ビニル用可塑剤としてのトリエステルの検討
- エーテル結合を持つ二価アルコールの研究 (第4報) : ポリ塩化ビニル用可塑剤としてのトリエステルの検討
- エーテル結合を持つ二価アルコールの研究 (第3報) : トリエステルによるポリ塩化ビニルの可塑化
- 海産甲殼類の肝油に関する研究 (第2報) : ズワイガニ, イバラガニおよびタラバガニ肝油の脂肪酸組成および不ケン化物中の成分
- Poster Session に参加して
- 抗菌性を有する界面活性剤についての研究 (第7報) : ノニルフェニル-ポリオキシエチレン-エーテル誘導体の合成と抗菌性
- 抗菌性を有する界面活性剤についての研究 (第5報) : 界面活性を有する染料の合成と抗菌性
- 抗菌性を有する界面活性剤についての研究 (第4報) : アルキルジヒドロキシ安息香酸の低重合ポリエチレングリコールモノエステルの合成と抗菌性
- 脂肪酸のガスクロマトグラフィー
- 1991年度IUPAC油脂及び同誘導体委員会に出席して
- ガスクロマトグラフィーの食品分析への応用 : 脂肪酸
- 油脂成分及びその利用と開発に関する研究
- 全モノアシルグリセリンの定量分析法に関する研究 : 合同実験結果について
- 抗菌性界面活性剤の現状と動向
- 抗菌性を有する界面活性剤についての研究 (第3報) : 界面活性剤の菌体への作用についての形態学的観察
- 植物油脂中のトコフェロール同族体の高速液体クロマトグラフィーによる定量 : 合同実験結果について
- 昇温ガスクロマトグラフによる脂肪酸組成の定量
- アルキルレゾルシンの低重合ポリオキシエチレンモノエーテルの合成と抗菌性
- s-アルキルグルコピラノシドの界面活性,抑泡力,生分解性及び抗菌性〔英文〕
- 熱伝導度型検出器をそなえたガスクロマトグラフによる脂肪酸組成の分析における補正係数の検討(ノート)
- 水素炎イオン化検出器を備えたガスクロマトグラフによる脂肪酸組成の定量
- p-オキシ安息香酸,サリチル酸およびレゾルシンの低重合ポリオキシエチレン誘導体の合成とその抗菌性