インジゴカルミン廃水の活性炭吸着処理と細孔内への吸着機構

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
藍染工場廃水の活性炭吸着法による浄化を指向して,活性炭粒子サイズによるインジゴカルミンの吸着挙動の差異について検討した。活性炭の粒子サイズは,4-7メッシュ,7-20メッシュ,20-32メッシュ,32-40メッシュに調整された。<BR>粒子サイズが7メッシュ以下では,粒子サイズの差異によるインジゴカルミン吸着量の大きな差異は認められなかった。<BR>インジゴカルミンの粒内拡散係数は,活性炭の粒子サイズが大きい程,大きな値を示した。吸着量と吸着速度の面から考慮して,活性炭によるインジゴカルミンの吸着除去に最適な粒子サイズは7-20メッシュであることが判明した。<BR>インジゴカルミンの吸着率の異なる活性炭の細孔分布の結果から,吸着率の初期から後期に至る範囲において,活性炭のミクロポアーは,インジゴカルミンによって小さい細孔から順次大きい細孔内へと充てんされていくことが判った。
日本衛生学会の論文

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク