聴覚フィードバックを考慮した音声検査の試み (第1報)
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概要
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従来より, 発声に対する聴覚系よりの制御作用は, きわめて重要なものとされている.しかしながら, 発声機能を把握する目的で行われている現在の発声検査では, トランスデューサーの装着は, 呼気流量測定のために, マウスピースやマスクを用いているので, 被検者は, 自らの声を聴覚系よりフィードバックさせることが困難である.<BR>そこで, 今回われわれは, イコライザーによって, より自然な発声に近づけた音声を被検者に, ヘッドフォンより聴かせながら検査をする方法を試みた.
著者
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福田 宏之
慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科
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大築 淳一
東京都済生会中央病院耳鼻咽喉科
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斎藤 成司
慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科
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福田 宏之
慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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高山 悦代
東京都済生会中央病院耳鼻咽喉科
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