臭化セチルピリジニウム共存におけるピロカテコールバイオレットによるニオブの吸光光度定量
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概要
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ニオブはpH 0.8〜1.6において臭化セチルピリジニウム(CPB)6.0×10<SUP>-4</SUP><I>M</I>,ピロカテコールバイオレット(PV)1.92×10<SUP>-4</SUP><I>M</I>において紫色の錯体を生成する.連続変化法で求めた結合比はニオブ:PV-1:4で,CPBの共存しない場合も同じ値を示した. また,最大吸収波長はCPBの共存しない場合の値,575nmに対してほとんど変化を示さず,565 nmであって,見かけのモル吸光係数のみ5.3×10<SUP>4</SUP>とほぼ2倍に増加する.検量線は0.2〜2.0μg/m<I>l</I>の間で直線性を示し,呈色は少なくとも19時間は安定である.塩化カリウム,硝酸カリウム,硫酸ナトリウムなどの共存塩の影響は一律ではなく,それぞれのイオン種により異なる.共存金属イオンの影響についても検討した.
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