高周波炉を用いる加熱導入法による銀及び銅の高周波プラズマトーチ発光分析法
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概要
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グラファイト粉末でうすめた種々の銀及び銅塩を高周波炉で加熱気化させ,UHFプラズマトーチに導入し,発光させる方法について基礎実験を行った.炉内に存在する酸素は妨害となるので除去する必要があった.硝酸銀及び塩化銅はそれぞれ1100℃及び1800℃以上で一定のピーク面積を示し,検討した銀塩及び銅塩のうち最も高い感度を示した.塩化物についての検量線はそれぞれ(0.7〜100)ng(銀として),及び(0.01〜2)μg(銅として)の範囲で零点を通る直線を示した.繰り返し測定の変動係数は銀0.1μg銅1.0μgについてそれぞれ14.6%(硝酸銀),21.5%(塩化銅)であった.試料の導入効率,エアロゾルの粒度などについても検討し,又試料の導入種についても考察した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1977-03-05
著者
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