く形波ポーラログラフ法によるシアンイオンの定量
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概要
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工業用水,廃水中のシアンイオンの定量法として検水を蒸留して吸収剤に吸収させ,その後く形波ポーラログラフ法で定量する方法を提案した.吸収剤として炭酸カリウムを用いる場合と水酸化カリウムを用いる場合について検討した.(1)炭酸カリウムを用いる方法:1<I>M</I>炭酸カリウム20m<I>l</I>に3.0gの硝酸カリウムを加え,これを吸収剤としてJIS法に準じて蒸留する.この留出液のく形波ポーラログラムを窒素ガスを通気せず記録させる.(2)水酸化カリウムを用いる方法:0.75<I>M</I>水酸化カリウム20m<I>l</I>に3.5gの硝酸カリウムを加え,これを吸収剤としてJIS法に準じて蒸留する.この留出液のく形波ポーラログラムを窒素ガスを10〜15分間通気したのち記録させる.(1),(2)いずれの場合も-0.29V <I>vs</I>.SCE付近の波から定量する.定量限界は4×10<SUP>-6</SUP><I>M</I>であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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