重金属イオンの陽イオン交換分離
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概要
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陽イオン交換樹脂カラムに吸着させた各種重金属イオンを塩酸-アルコール (エチル-, プロピル-, イソプロピル-) 溶液または酒石酸ナトリウム溶液により溶離した.固定相に, 巨大網状構造形強酸性イオン交換樹脂, Amberlyst 15 (100〜200メッシュ) を用いた.カラム温度が30℃の場合, 塩酸-イソプロパノール系溶離液により, カドミウム, 亜鉛, 鉄 (III), 鉛 (II), 銅 (II), コバルト (II), マンガン (II), ニッケルの各種金属イオン混合物を1.5〜2時間で相互に分離することができた.マンガン (II) およびニッケルは酒石酸ナトリウム溶液によっても分離することができた.各金属イオンの溶離位置の再現性は良好であり, 溶離金属イオンの回収率は (100±3)% であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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