脂肪族ポリアミン水溶液中でのニッケル(II),コバルト(II),マンガン(II)の溶出波ポーラログラフィー
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概要
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ニッケル(II),コバルト(II),マンガン(II)の溶出波ポーラログラフィーをそれぞれの脂肪族ポリアミン錯体を利用して検討した.ニッケル(II)は1,3-プロパンジアミン中,コバルト(II)はエチレンジアミン,1,3-プロパンジアミン中,マンガン(II)はトリエチレンテトラミン水溶液溶出波ポーラログラムが得られた.それぞれの検量線はニッケル(II)が0.05〜0.50 ppm,コバルト(II)は0.005〜0.050ppm,そしてマンガン(II)は0.05〜0.50 ppmにわたって得られた.そして,ニッケル(II)の濃度0.5ppm,コバルト(II)の濃度0.05 ppm,マンガン(II)の濃度0.5ppmでピーク電流(i<SUB>p</SUB>)と掃引速度の2分の1乗(<I>v</I><SUP>1/2</SUP>)を検討した結果,<I>i</I><SUB>p</SUB>は<I>v</I><SUP>1/2</SUP>に比例した.次に支持電解質の種類を変えて陰イオンの影響を調べた結果,マンガン(II)は影響がなかったが,ニッケル(II),コバルト(II)はピーク電位,ピーク電流に変化があった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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