血清銅の抽出吸光光度定量法
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概要
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チオテノイルトリフルオルアセトン(STTA)の四塩化炭素溶液を用いる銅(II)の抽出吸光光度定量法を検討し,血清銅の定量へ応用した.試薬ブランクを対照とした場合の銅(II)-STTA錯体の極大吸収は波長394mμに認められる.pH3.5〜5.5の水相から抽出可能であり,0〜8μg/5m<I>l</I>の銅(II)が定量できる.分子吸光係数は2.8×10<SUP>4</SUP>であり,バトクプロイン法およびSTTAを用いるShindeらの方法より高感度である.血清では塩酸およびトリクロル酢酸による除たん白処理を行なったのち上澄液をとり,酢酸ナトリウム溶液でpHを4.5〜4.7に調節し,STTA-四塩化炭素溶液で抽出する.有機相の吸光度を394mμで測定し血清銅の量を求める.本法は血清銅の実用分析法として応用可能である.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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