水銀(II)-チオテノイルトリフルオルアセトン錯体を用いたシアンイオンの吸光光度定量
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概要
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The Formation of the complex between mercury(II) and thiothenoyltrifluoroacetone(STTA) is suppressed by the presence of cyanide ion. This inhibitory effect was applied to the spectrophotometric determination of 0.484.32 μg/10 m<I>l</I> of cyanide ion. The precisions in coefficient of variation were 2.8 and 1.0% for 1.44 and 3.84 μg, respectively, of cyanide ion.<BR>An analytical procedure for cyanide ion was as follows: Several milliliters of a sample solution containing 0.484.32 μg cyanide ion and 2 m<I>l</I> of buffer solution(pH 11.5) were taken into a test tube, and the solution was made up to 10 m<I>l</I> with water. Ten milliliters of mercury(II)-STTA complex {containing 40 μg mercury(II) per 10 m<I>l</I>} in carbon tetrachloride was added to it, and the mixed solution was shaken vigorously for 2 minutes. The absorbance of mercury(II)-STTA complex in the organic phase was measured at 360 mμ against carbon tetrachloride. Many anions did not interfere, but sulfide ion interfered even in the amount less than 1/4 of cyanide ion.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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