密度流による雪崩の運動に関する模型実験
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概要
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野外で観測することが困難な煙型雪崩の運動についての各種の手がかりを得るために,これと類似した密度流を用いた実験を行った.実際の煙型雪崩と実験で得られた流れとは内部フルード数が一致する.密度流は水の中に食塩水を流すことによって得た.実験条件として初期食塩水密度,初期食塩水体積,斜面傾斜を変化させた.実験では,流れの速度,ヘッドの高さ,流下中の密度変化を測定した.これによって,流下速度は初期食塩水体積の1/4乗,初期食塩水密度差の1/2乗に比例することがわかった.また,流下中の流れの密度差は,初期食塩水体積と初期食塩水密度差に比例することが分かった.
- 社団法人 日本雪氷学会の論文
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