ピエゾ電気収着法による溶融状態のポリイソブチレン中へのベンゼンとシクロヘキサンの溶解度の測定並びに修正二重収着モデルによる相関
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概要
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ピエゾ電気収着法を用いてポリイソブチレン+ベンゼン系について313.2,333.2及び353.2K, ポリイソブチレン+シクロヘキサン系について313.2及び333.2Kの温度で溶解度の測定を行った.測定結果より溶融状態のポリマーにおいてもその膜が薄くなると表面への溶媒蒸気の吸着が無視できなくなることが分かった.そこで, UNIQUAC+FV式とLangmuir式を組み合わせた修正二重収着モデルを使用して, 実験値について溶解度の相関を行った.これによって溶解度の実験値に対する吸着の影響を定量的に検討するとともに, 吸着の寄与を除いて得られた溶解度の修正値について文献値と比較したところほぼ一致していることが分かった.よって, 本研究で提案した修正二重収着モデルは合理的なものであることが分かった.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
-
滝嶌 繁樹
広島大学大学院工学研究科物質化学システム専攻
-
舛岡 弘勝
広島大学大学院工学研究科
-
舛岡 弘勝
広島大学工学部
-
滝嶌 繁樹
広島大学工学部
-
王 寧和
広島大学工学部 化学工学科
-
滝嶌 繁樹
広島大学工学部 化学等学科
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