<I>Euglena gracilis z</I>を用いた食品中のビタミンB<SUB>1</SUB>の新しい定量法
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概要
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ビタミンB<SUB>1</SUB>を生育必須因子とする<I>Euglena gracilis z</I>を用いて簡便なビタミンB<SUB>1</SUB>の定量法について検討した<BR>1) <SUP>14</SUP>C-ビタミンB<SUB>1</SUB>を用いたラジオアイソトープ希釈法はビタミンB<SUB>1</SUB>制限細胞を用いて<SUP>14</SUP>C-ビタミンB<SUB>1</SUB>の細胞内取込み量を非放射性ビタミンB<SUB>1</SUB>による希釈効果を利用した定量法で3〜500ngまで定量可能である。<BR>2) ビタミンB<SUB>1</SUB>欠乏細胞を用いたバイオアッセイ法はビタミンB<SUB>1</SUB>欠乏細胞にビタミンB<SUB>1</SUB>を添加し, 24時間後の細胞増殖度によるビタミンB<SUB>1</SUB>の定量法で6〜70ngまでは定量可能である。<BR>3) これら<I>Eecglena</I>細胞を用いた定量法で食品中のビタミンB<SUB>1</SUB>量を定量した結果はHPLC法で得られた値とよく一致しており, いずれも感度および再現性がよく, しかも非常に簡便な方法である。
- 社団法人 日本栄養・食糧学会の論文
著者
-
重岡 成
近畿大学農学部
-
北岡 正三郎
大阪府立大(農)農芸化学
-
中野 長久
大阪府立大学 大学院生命環境科学研究科
-
越智 宏倫
日本老化制御研
-
渡辺 文雄
羽衣学園短大 家政科
-
中塚 敏之
島根女子短期大学家政科
-
越智 宏倫
日研フード(株)
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