おが国の主要茶産地におけるベンズイミダゾール系殺菌剤耐性輪斑病菌の発生実態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
To investigate the occurrence of strains of the tea gray blight fungus Pestalotia longiseta and P. theae resistant to benzimidazole fungisides (Topsin M, Benlate), tea leaves affected by the disease were collected from 14 major tea-producing prefectures in Japan. An isolate from each diseased leaf was examined on PDA media containing thiophanate-methyl (Topsin M) of the concentrations of 0, 1, 100 ppm. The medium inhibitory concentration (MIC) for several isolates and the geographical distribution of the tea gray blight fungi Pestalotia spp., i. e. P. longiseta, P. theae were also analyzed. In 68 tea fields out of the 119 tested resistant strains (1ppm inhibition) were detected, although highly-resistant ones (100ppm inhibition) were obtained from 54 fields. The ratio of detection of the resistant strains in Shizuoka, Mie, Saga, Miyazaki and Kagoshima Prefectures was high, whereas in Tokushima and Kochi Prefectures resistant strains were not detected. Regarding the geographical distribution of the Pestalotia spp., most of the P. longiseta species were isolated in Shizuoka, Aichi, Mie, Shiga, and Nara Prefectures. While in Saitama, Tokushima, and Kumamoto Prefectures, the P. theae species were isolated more frequently than the P. longiseta ones.
- 日本茶業技術協会の論文
著者
-
鬼木 正臣
Jica
-
鬼木 正臣
農林水産省農業生物資源研究所
-
安藤 康雄
農林水産省野菜・茶業試験場
-
成澤 信吉
農林水産省野菜・茶業試験場茶栽培部
-
安藤 康雄
農林水産省茶業試験場
-
鬼木 正臣
農林水産省茶業試験場
-
成澤 信吉
農林水産省茶業試験場
関連論文
- (262)ブラジルのコショウ(Piper nigum)から見出された被膜を欠く核内増殖型短桿菌状ウイルスについて(平成16年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- チャ葉でのチャ輪斑病の発生に及ぼすチャ赤菓枯病菌の影響
- チャの新梢枯死症状のチャ赤葉枯病菌Glomerella cingulataによる発生抑制
- (66) チャ輪斑病病斑周縁部でのチャ輪斑病菌からチャ赤葉枯病菌への交代機構 (昭和63年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (68) チャ赤葉枯病菌によるチャの新梢枯死症の発生抑制 (昭和62年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (12) チャ輪斑病の発生に及ぼすチャ赤葉枯病菌の影響について (秋季関東部会講演要旨)
- Ceuthospora lauriによるチャ褐色輪紋病(新称)
- 1983年, チャに発生した細菌病の病原細菌の同定
- (5) 茶園より見いだされたAcremoniella属菌について (昭和62年度地域部会講演要旨(夏季関東部会講演要旨)
- チャの新梢枯死症の原因
- (141) チャに新しく発生した葉粘性病害について : II病原菌の同定 (昭和61年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (61) わが国の主要茶産地におけるベンズイミダゾール系殺菌剤耐性輪斑病菌の発生実態 (昭和61年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- チャ赤焼病の病徴の変異
- (2) チャの新稍枯死症の原因 (昭和60年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- (41) チャに新しく発生した葉枯性病害について (昭和60年度地域部会講演要旨(夏季関東部会))
- わが国の主要茶産地におけるベンズイミダゾ-ル系殺菌剤耐性輪斑病菌の発生実態
- チャ炭そ病菌の侵入に対する宿主の抵抗反応
- チャ輪斑病菌 (Pestalotia longiseta) 接種チャ枝における菌の交代
- (10) チャ輪斑病による枝枯れの進展にともなう菌の交代 (秋季関東部会講演要旨)
- (9) わが国におけるチャのthread blightの発生 (秋季関東部会講演要旨)
- (19) チャ炭そ病菌の毛茸細胞から葉組織への侵入 (夏季関東部会講演要旨)
- わが国の主要茶産地におけるチャ炭そ病菌のベンズイミダゾ-ル系殺菌剤耐性の発生実態
- チャ輪斑病に対する感受性の品種間差異
- チャ炭そ病菌分生胞子の発芽を促進するチャのサポニン
- 茶芽中で越冬したチャもち病菌による病斑形成部位の特徴
- (150) 夏期に発生した茶樹細菌病の病原細菌の同定 (昭和59年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- 未制御で凍結した糸状菌類の液体窒素気相中での保存
- (223) ナツカン萎縮ウイルス(NDV)について (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- インドネシアの薬用植物アンタワリ(ツヅラフジ科)の白かび斑点病(新称)
- インドネシアにおけるカポック褐斑病
- インドネシアにおけるブーゲンビレア円星病
- インドネシアにおけるラミー角斑病
- (24) チョウジに関係する Phyllosticta 属菌の種類 (関東部会)
- (109) インドネシアにおける工芸作物病害調査 (3) (日本植物病理大会)
- (210) インドネシアにおけるシナニッケイ黒すじ(条)細菌病 (Bacterial vein blight : 新称)とショウガ青枯病の病原細菌 (日本植物病理学会大会)
- (5) インドネシアにおける工芸作物病害調査 (日本植物病理学会大会)
- (22) インドネシアにおけるバニラ立枯病の生物的および耕種的防除法の導入について (夏季関東部会)
- (8) インドネシアにおける工芸作物病害調査 : 第1報 (夏季関東部会)
- (22) Streptomyces ipomoeae によるサツマイモ立枯病(新称) (昭和61年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (202)香辛料のチョウジを使ったコショウのフザリウム病の防除法(平成16年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (19) PCRによるメキシコ国モレロス州の数種植物からのGeminivirusesの検出 (平成10年度九州部会)
- (340) メキシコ国モレロス州におけるトマトウイルス病「Chino」の発生実態
- (149) チョウジCDC病罹病部の光学顕微鏡観察 (日本植物病理大会)
- (61) インドネシアに発生する工芸作物の青枯病について (関西部会講演要旨)
- Binucleate Rhizoctonia の新しい菌糸融合群 AG-Q による芝草の新病害について
- Rhizoctonia solani Kuhn AG-1 (菌糸融合群第1群)の完全世代の形成
- (11) 芝草病害より分離された Ceratobasidium sp. の新しい菌糸融合群 (AG-Q) (昭和60年度地域部会講演要旨(秋季関東部会))
- イネ科植物の菌核病菌3種の完全世代,Ceratobasidium setariae,C.cornigerumおよびC.gramineum〔英文〕
- (149) チャ赤焼病の病徴の変異 (昭和59年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (22) チャ炭そ病菌分生胞子の発芽を促進するチャの成分 (秋季関東部会講演要旨)
- カンキツ赤衣病菌Corticium salmonicolorの完全世代の形成と分類学的検討
- チャもち病菌の茶葉への侵入
- 3) Pestalotiopsis longisetaによるチャ輪斑病の生理・生態的研究
- おが国の主要茶産地におけるベンズイミダゾール系殺菌剤耐性輪斑病菌の発生実態
- わが国の主要茶産地におけるチャ炭そ病菌のベンズイミダゾール系殺菌剤耐性の発生実態