山羊乳の酸性ホスファターゼの精製と性質
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概要
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山羊乳(脱脂乳)をAmberlite CG-50 (NH4+型)処理およびSephadex G-100カラムクロマトグラフィーによって酸性ホスファターゼを11700倍近くまで精製した,本酵素はポリアクリルァマイド•ゲル電気泳動的に単一蛋白質から成ることが確かめられた.最適pHは4.78から4.85の間でMichaelis恒数(Km)はp-ニトロフエル燐酸を基質としてpH 4.70では0.83mM,pH 4.85では0.86mMおよびpH 5.10では1.12mMであった.本酵素とpH 4.85における阻害剤との結合形態は正燐酸塩およびピロ燐酸塩では拮抗的であって,KFでは非拮抗的であった.またそれら阻害物質恒数(Ki)はそれぞれ2.10mM,1.15mMおよび0.23mMであった.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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