ちりめん煮汁を利用した天然エキスの開発
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概要
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ちりめんじゃこ製造時には大量の煮汁が生じており、一部は利用されているが大部分は廃棄され、有効利用が望まれていた。昨年度より、ちりめん煮汁の調味料化に取り組み、酵素処理による液の清澄化を確立した。さらに今年度は呈味性の向上、脱塩方法、保存性の向上等の検討を行った。濃縮によりエキス分の高濃度化や塩分濃度が高くなることによる保存性の向上が得られた。また、濃縮により20%以上の塩分濃度となった煮汁を脱塩する方法として電気透析膜法が有効であることが確認できた。このような試験結果から、ちりめん煮汁を調味料化する工程を決定し、小プラントレベルの調味液の調製を行った。
- 宮崎県工業技術センターの論文
- 2002-11-00
著者
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