アユ放流用種苗品質改善試験
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概要
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側線上方横列鱗数(以下、鱗数)と下顎側線孔を計数することで、ある程度人工アユと天然アユを判別できることが知られている。そこで、この方法により、本場で生産した天然遡上系人工種苗と、本県で放流用として広く使用されているダム湖産系、さらに天然遡上アユについて判別が可能であるかどうかの検討を試みた。鱗数の計数は、今年度のサンプルでは天然遡上アユと鬼怒川系F1やダム湖産系人工系を判別する手段として有効であると考えられた。一方人工系間では、各系統とも12~14枚持つものが高い割合で出現したため、判別は困難であると考えられた。下顎側線孔の計数は、今年度のサンプルでは鬼怒川天然アユと人工系では鱗数と比べやや精度は下がるがある程度判別が可能と考えられた。一方人工系間では、各系統とも3つあるものが最も高く、そのほかの個数でもほぼ似た割合で出現することから判別は困難であると考えられた。
- 2006-03-00
著者
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