遠隔情報保障システムによる学会支援　─実際の支援と教育における活用─

概要

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本学の遠隔情報保障システムを用いて鹿児島県の屋久島で開催された福祉情報工学研究会への支援を実施した。支援内容は、遠隔手話通訳ならびに遠隔要約筆記である。本学側のスタジオでは、手話通訳者ならびに要約筆記者に対して、講演者や参加している聴覚障害者の映像、講演者が用いているスライド、専門的な内容に関するキーワードなどを提示した。また、学会会場の映像や情報保障画面（手話通訳映像と要約筆記字幕）を本学講堂で提示し、学生たちに実際の講義の中で体験させることで、学会の雰囲気を味あわせるとともに、聴覚障害者への情報保障のあり方について考えさせた。本稿では、実際の学会支援と教育への活用について報告する。
筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会の論文