遠隔コミュニケーションのための３次元手話映像提示システムの検討

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概要

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聴覚障害者の遠隔コミュニケーションが実用的なものとなってきている。しかし、日常的に用いている手話を２次元画面上で見た場合には、手話が平面的になりわかりにくいという問題点があった。このため、本研究では遠隔コミュニケーションに適した３次元映像表示システムを提案する。本システムは２次元から３次元への映像変換装置と裸眼立体視可能な３次元液晶ディスプレイを用いて手話映像を提示するものである。裸眼立体視ディスプレイを用いることで、手話者の表情を隠すことなくコミュニケーションを行うことができる。また、２次元から３次元への映像変換装置を用いることで、既存のビデオ会議システムを用いた遠隔コミュニケーションが可能となる。本稿では、実験システムの概要と、実験システムを用いて聴覚障害学生に手話映像を提示し、その基礎的な検討を行った結果について述べる。
筑波技術大学学術・社会貢献推進委員会の論文

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