進路指導を行う高校教師がもつ今後の看護課程についての認識
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概要
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Currently, improvement of nursing curriculum has been done in Japan, including the establishment of a four year course at universitiy, responding to the social needs for man-power for high quality nursing. A questionnaire survey by mail was done in 1993, to get ideas about the nursing course of high school teachers giving advice to students wishing to go on to university or college. Thirty three high school teachers out of a total of 76 schools in Okayama prefecture responded. The results were as follows; 1, Seventeen teachers (51.5%) answered that the increase of a four year course at university would be an incentive to students. Twelve teachers (36.4%) said that it might increase the number of students choosing the course. And also 12 teachers (36.4%) thought that they could recommend this course to students more easily than before. 2, They pointed out the harsh working conditions as the reason for a shortage of nursing manpower. 3, Their reasons why they recommend the nursing course to students were firstly the specialty and secondly devotion to people.近年、4年制大学の増設をはじめとした看護課程における教育の変革が進められつつある。これは質の高い看護の人材を必要とする社会のニーズに応えたものである。著者らはこれらの看護課程に対する意見を、岡山県下の高校で進路指導をしている教師に尋ね、郵送による質問紙法を用いて33名の回答を得た。その結果、以下のことが分かった。1. 51.5%の教師は、看護大学が増えると進学希望者の関心は呼ぶとしており、36.4%は、学生数の一定の増加があるだろうとしている。また、36.4%は教師の立場から看護課程への進学を勧めやすくなると考えている。2. 高校の教師は看護婦不足の理由として労働条件の厳しさを指摘している。3. 高校教師は進路として看護課程を勧める理由を仕事の専門性と奉仕性を多くあげていた。これらは、高等教育化と看護職のイメージの改善の両方が必要であることを示唆している。
- 岡山大学医療技術短期大学部の論文
- 1995-01-31
著者
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