看護学生が体験から得た食習慣の改善に関する理解
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概要
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Self-administrative questionnaire surveys were conducted twice for 84 junior college students in 1997 and data of 73 students aged 19 to 21 years old obtained were analyzed. Students who had already learned basic dietetics were asked to calculate by themselves one-day nutritional intake, to plan how to improve their dietary habit following their data calculated and to practice those plans. One month later, they calculated the daily intake again and compared it to previous data, and described the results of their practices. Results were as follows ; 1. Easiness of purchasing materials and preparing foods is a key to improve dietary habits readily. 2. A lack of knowledge in nutrition and/or discontinuous intention are bottlenecks in improving the dietary habit. 3. For successful improvement of dietary habit, they must be motivated by the explanation of the significance of dietary improvements, self-monitoring of nutritional states. These results suggested that through this practical study, students could learn not only what things were easy and difficult in improving the dietary habits, but also what they should pay attention to in improving the dietary habit and in orienting other person's nutritional improvement.看護学生が自己の体験を通じて得た食習慣の改善や患者教育に関する考えを明らかにした。短大看護学科2年生84人を対象に自記式アンケート調査を行い,19歳~21歳の学生73名について分析を行った。栄養学の学習を終えた学生に通常の1日分の栄養摂取量を計算させ,それをもとにそれぞれの食習慣改善計画を立てさせ実行させた。1ヵ月後,再度摂取量の計算をさせて,前回の結果との比較の上で,自分の体験の評価をさせた。その結果,学生が主に考えたことは以下の3点に集約された。①食品の求めやすさや調理の方法の簡単さが食習慣の改善には重要である。②食習慣の改善が困難となるのは,知識の不足や意志の持続性と関連することである。③食習慣の改善の動機づけになるのは,そのことの意義を知ったり,自分の栄養摂取量を点検することである。学生は,食習慣の改善の困難さや容易さおよび患者の栄養指導における留意点について理解していた。
- 岡山大学医学部保健学科の論文
- 2000-03-24
著者
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